手数料ゼロ

今年の2月下旬から
始まった暴落相場。
コロナショック。

日経平均が
約24000円あったのが
3月の中旬には
約16500円ぐらいまで
急落しました。

約1ヶ月ぐらいで
日経平均が7500円近く
下がったわけです。

ですが、この暴落相場を
見て今まで、投資をしたことがない人が
『今って!買い時なんじゃないの?』

と思ったのか
オンライン証券の新規口座開設数が
急増というニュースが出ていました。

3/26のニュースで
楽天証券・SBI証券・松井証券・auカブコム証券
の4つの大手証券会社の1~3月に開設された
口座数が50万を超えると報道されていました。

記事によると
新規口座を開設した人を年代別にみると
30代以下が約6割と記載されていました。

特に若者が将来に向けて
真剣に投資をはじめる好機と
判断したのかもしれませんね。

去年、老後資金2000万は必要と
国が言ったことに対して
若者は、
『何かしないと将来が危ない!』
と危機意識があって
この暴落相場をきっかけに
株式投資をスタートする初心者が
増えているのでしょう。

日経平均のチャートを見て見ると
3/19を底にして
現在は、上昇中。

3月19日以降に株を買った初心者さんは
すべて利益をだしたか、評価益として
保有している人が多いのでは
ないでしょうか?

株式売買の手数料ゼロが追い風に!

相場環境が新型コロナによって
激変したわけですが、

オンライン証券が顧客獲得のため
売買手数料をゼロにするという
ニュースも、今回の新規口座開設に
一役買ったのではないかと…。

すでに
『貯蓄から投資へ』と叫ばれて
十数年がたち、ネット証券の顧客獲得も
頭打ちになりつつあったという下地が
あったわけですが、

新規に入る投資家さんが
気にする売買手数料を
ゼロにしますと言い出す証券会社が

出たことによって
一気に他社も追随する流れが出来ました。

この証券会社が
『手数料ゼロにします!』という宣言は
たしかにインパクトは大きいですよね。

事実、2008年から投資をスタートした
自分なんかは、
『え!ゼロになるのっ、そりゃありがたい』
と喜びました。

ただし、証券会社って
手数料ゼロで、どうやって利益を
確保するんだろうという疑問が出てきますよね。

もともとは
昔の証券会社は店頭窓口に行って
取引するか、電話で
『今、買ってくれ!』
みたいなことをやっていて
しかも、今みたいなリアルタイムの板すら
みられない時代があったわけです。

その時代は、もちろん売買手数料も
それなりの値段がしていたと
思います。

すいません、想像で言ってます(笑)

でも2000年代に入って
オンライン証券が出てきたのも
この手数料を大幅にカットすることに
よって成長してきたわけです。

その流れに乗ってわたしも
2008年にスタートしました。

たぶん親父が株式投資をやっていた
1990年代と比べたら、かなり割安な
手数料だと想像します。

その手数料の安さを武器に
成長してきたネット証券も
最近では、あらかた成長が止まり
あらたなビジネスモデル、つまり
収益源を作らない限り

成長できない時代が来たということ。

やはり時代のスピードが
ネット社会になってからますます
早くなっている影響なんでしょうね。

クラウドファンディング(CF)にネット証券参入?

ネット証券は、曲がり角にきていたわけですが
あらたな収益源を求めて、クラウドファンディング(CF)に参入との
ニュースが日経で乗っていました。

手数料をゼロにするわけですから
ほかの何かで、利益をつくらなければ
生き残っていけないわけです。

そこで、クラウドファンディング(CF)です。

クラウドファンディングってちょっと長いので
略語のCFと記載しますが

このCFはあらたな資金調達の手段として
にわかに注目されていますよね。

ネットを使って、一般の個人の人から
自分の考えや事業内容に共感して
いただいた人から、出資してもらうという
やり方だと認識しています。

最近、映画製作などで
CFで資金を集めて制作したなんて
ことも聴いたりしているので
結構メジャーになっているのでしょうか?

日経のニュースを読むと
ネット証券が
企業に資金を貸し出すCFを
自社がもつ顧客に販売するという
ことらしいです。

つまり企業と個人の間に入って
その取引を取り仕切るという
ことでしょうか?

違うか?

CFのベンチャーと組んで
と書いてあるので、
『あ!そうか』

CFを運営している側から
すれば、資金を提供できる
顧客をネット証券から

提供してもらえれば
うれしいし、ネット証券も
あらたな投資先案件として

顧客に紹介できれば
紹介料として利益化できるので
win & win の関係が
できるので、一石二鳥(いっせきにちょう)
になるわけか。

ネット証券も
なんか金融業みたいな感じに
なっていくのかな。

個人投資家としても
今までみたいに
投資した資金が
実際にどこに使われるのか?

わからないよりかは
明確な使い道が、わかれば
より積極的に投資できるので

これはとても良いことだと
思います。

ただ、ネット証券も
ますます競争が激化するわけですから
この競争によって

その証券会社を利用する
私たちが、かならずしも
恩恵を受けるのかというと

知らないところで
手数料以外のものを
取られる可能性もあるので

気をつけないといけないと
小次郎講師がおっしゃっています。

詳しくは
下記の動画をご覧くださいね。

手数料ゼロって実際どうなの? / 株式・投資信託、手数料ゼロに気をつけよう

動画を見て感じたのは
そうか!

信用取引の金利で
取られるのなら、結局は
ちゃんと適正な売買手数料を取られたほうが
いいのかもしれないと感じました。

たまには
ちゃんと取引履歴の詳細を見て
どれぐらい金利を取られているのか

みないとダメですね(笑)